公式情報ベース

Typeform・Jotform・Tallyの違いを比較!用途と機能で選ぶ

読む目安 約6分 更新日 2026-07-26 Typeform Jotform Tally

Typeform、Jotform、Tallyはいずれも、申込フォームやアンケートを作り、URLの共有やWebサイトへの埋め込みで回答を集められるサービスです。

3つを比べるとき、見た目や月額だけで判断すると迷いやすくなります。実際に差が出るのは、フォームの作り方、回答が届いた後の処理、そして料金プランの上限の数え方です。

特に上限の考え方は3ツールで大きく異なります。Typeformは月間回答数と利用者数、Jotformはフォーム数や月間回答数、閲覧、保存などの複数の上限、Tallyは固定の件数上限を設けない無料枠と適正利用の条件が判断材料になります。月額だけでは、運用に関わる上限の違いまで比較できません。

結論を先に

「フォーム用かアンケート用か」で分けるのではなく、作成から回答後の処理までの流れで選ぶのがポイントです。各ツールは、次のような用途で候補になります。

Typeform

こんな人に

回答内容に応じた分岐や計算を組み合わせ、対話的なフォームを作りたい

Jotform

こんな人に

支払い、承認、電子署名、PDFを含む業務処理までまとめたい

Tally

こんな人に

文書を書く感覚で作りたい/固定件数上限のない無料枠を使いたい

3ツールの違いを一覧で比較

まず前提として、3ツールともAIによる作成、条件分岐(回答内容に応じて次の質問を変える仕組み)、計算に対応しています。この3機能の有無だけでは違いが見えにくいため、それぞれの使い方と、集めた回答をどこまで処理するかを比べましょう。

比較項目TypeformJotformTally
主な用途調査、申込、見込み客の獲得、決済など汎用フォーム、支払い、承認、署名、PDFなど調査、申込、決済、ファイル収集、署名など
作り方AI作成、質問形式、分岐、計算を組み合わせる項目をドラッグ操作で配置し、AI作成、分岐、計算を加える文書型の編集画面で、AI作成、入力ブロック、分岐、計算を組み合わせる
配布と回答確認共有URLと埋め込み。管理画面で確認し、CSVまたはXLSXへ出力共有と複数の埋め込み方法。管理画面で確認し、Excel、CSV、PDFへ出力共有URLと3種類の埋め込み。管理画面またはGoogle Sheetsで確認
回答後の処理Workflow、Google Sheets、API、webhookで処理や同期を構成承認、電子署名、標準連携、Airtable同期、API、webhookを利用標準連携、データベース同期、webhook、APIを利用
導入前に見る条件月間回答上限と利用者数。上限到達後の公開状態月間収集量と累積保存量を含む複数上限。個人プランは1人利用適正利用の条件。途中までの回答と完了回答の扱い

Typeform:回答者ごとに流れを変えたい場合

Typeformでは、質問形式、条件分岐、計算を組み合わせて、回答内容に応じて進み方や結果を変えられます。申込内容によって次の質問を切り替える、回答から結果を計算する、といったフォームを作りたい場合に検討しやすい選択肢です。

回答は管理画面で確認でき、CSVまたはXLSXへ出力できます。Google Sheetsとの連携、APIによる取得、webhookによる送信にも対応しているため、回答後の処理をほかの仕組みへつなげられます。

運用前に必ず確認したいのが月間の回答枠です。上限に達するとフォームが非公開になり、回答を削除しても当月の枠は戻りません。公開を続けたい期間と見込む回答数を、先に突き合わせておく必要があります。

Jotform:受付後の業務処理までまとめたい場合

Jotformでは、基本的な入力項目をドラッグ操作で配置し、AI作成、条件分岐、計算を加えられます。

特徴は、送信された内容の承認と電子署名を同じ処理に組み込めることです。申請を受け取って終わりではなく、確認、承認、署名付き書類の作成まで進めたい場合の候補になります。

Jotformでは、確認する上限が複数あります。個人向けプランには、フォーム数だけでなく、月間の回答収集、回答の閲覧、累積保存、ファイル容量、決済件数、署名付き書類にも条件があります。ここで見落としやすいのは、月間に新しく集める量と、過去分を含めて保存する量が別だという点です。決済、ファイル収集、署名などを使うなら、それぞれの上限を分けて確認してください。

なお、通信が安定しない場所で回答を集めたい場合は、モバイルアプリのオフライン収集や据え置き受付も選択肢になります。店舗や会場など、Web接続だけに頼らず入力を受けたい場面で確認したい機能です。

Tally:文書型の作り方と無料枠の条件を重視する場合

Tallyでは、文書を書くような編集画面に入力項目を追加してフォームを作ります。AI作成、条件分岐、計算にも対応しているため、簡単な受付だけでなく、回答内容に応じて変化する調査や申込にも使えます。

無料枠は、適正利用の範囲内でフォーム数と回答数に固定の件数上限を設けていません。ただし、これは「無条件で上限がない」という意味ではありません。継続的な大規模利用では利用状況の確認対象になります。

回答は管理画面やGoogle Sheetsで確認でき、標準連携、データベース同期、webhook、APIも選べます。途中まで入力された回答も扱えますが、この途中回答は外部連携の対象外です。完了前の回答も運用に使いたい場合は、どこで確認するかを決めておきましょう。

回答の集め方と保存条件で選ぶ

共有方法は3ツールともURLと埋め込みが中心です。差が出るのは、回答数の数え方と保存条件です。

Typeformは、アカウント全体の月間回答枠が中心になります。回答が集中するキャンペーンや申込期間では、上限に達したときにフォームが非公開になる条件が運用に直接影響します。

Jotformは、月間の回答収集だけを見ても足りません。回答の閲覧や累積保存、アップロード容量など、自分の用途に関係する上限を一つずつ確認します。たとえば、毎月の新規回答が少なくても、過去の回答を長く残すなら保存条件が重要になります。

Tallyは、無料枠に固定の回答件数上限はありませんが、適正利用の条件があります。また、完了した回答と途中回答では外部連携の可否が異なります。回答数だけでなく、未完了データをどう扱うかも選択に影響します。

決済・署名・連携で選ぶ

決済フォームを作る場合は、「対応しているか」だけで決めず、決済方法と手数料を分けて見ましょう。

いずれの場合も、外部の決済処理会社が定める手数料や利用条件は別に確認が必要です。

署名を含む処理も違いがあります。Jotformは承認と電子署名を同じ回答処理へ組み込めます。Tallyは電子署名を集め、署名付き回答をPDFにできます。Typeformにも上位プランで署名付きPDFを作る方法がありますが、API連携や一括出力には制限があります。署名を集めるだけで足りるのか、承認や書類出力まで必要なのかを決めてから比べると判断しやすくなります。

データ連携については、3ツールとも管理画面以外の選択肢があります。表計算ソフトへの同期で足りるのか、回答を受け取るたびにwebhookで別システムへ送るのか、APIで必要なときに取得するのか。この点も先に決めておきましょう。

料金は月額より課金単位を比べる

以下は2026年7月26日に確認されたGLOBAL向けの参照料金です。3ツールとも日本市場専用の円建て公開料金として扱えるものではありません。

項目TypeformJotformTally
課金単位標準プランはアカウント単位の基本料金に、月間回答枠と利用者数が組み合わさる個人プランはアカウント料金にフォーム数、月間回答数、閲覧、保存、アップロード、決済、署名の各上限が組み合わさる月払いまたは年払いを選び、接続地域に応じてUSDまたはEURで表示される
無料の入口Freeは0 USDで、フォーム数は無制限だが月10回答であるStarterは0 USDで、5フォーム、月100回答、利用者1人を含むFreeは0 USDで、適正利用の範囲内ならフォーム数と回答数を無制限とする

見るべきポイントはツールごとに違います。Typeformは回答枠と利用者数、Jotformは用途ごとに分かれた複数の上限、Tallyは適正利用の条件と有料プランで増える運用機能です。

無料枠を比べる場合も、作成できるフォーム数だけを見ないでください。回答の収集、閲覧、保存、複数人での管理を分けて確認する必要があります。

注意

料金とプラン条件は変更される可能性があります。契約前に対象地域、請求周期、通貨、回答や保存の上限を公式画面で確認してください。

確認しておきたいこと

自分の状況に当てはめて、次の3点を確認してみてください。

ひと月に集める回答は何件で、過去分を含めて残したい回答量はどのくらいですか
回答後に必要な処理は、決済、承認、署名、PDF作成のどこまでですか
管理するのは1人ですか、複数人で作成や確認を行いますか

迷ったときの選び方

まず、次の基準で試す候補を1つに絞ります。対話的な質問の流れを中心にするならTypeform、フォーム受付を承認や署名などの業務へつなげるならJotform、文書型の作成画面と固定件数上限のない無料枠を重視するならTallyです。

そのうえで、実際の回答見込みを各ツールの課金単位に当てはめます。回答を集める段階だけでなく、閲覧、保存、出力、外部連携まで含めて確認しておけば、運用を始めた後で上限や処理方法に困りにくくなります。

よくある質問

Q.3ツールともアンケートに使える?

A.使えます。どれも質問項目、条件分岐、計算を組み合わせられます。アンケート専用かフォーム専用かで分けるより、回答者に見せる流れと、集計後に必要な処理で選ぶほうが適しています。

Q.無料枠は回答数だけ見ればよい?

A.回答数だけでは決められません。Typeformは月間回答枠、Jotformは月間回答に加えて閲覧や累積保存などの上限、Tallyは適正利用の条件を確認する必要があります。

Q.決済フォームを作るならどれを選ぶ?

A.対応する決済方法が異なります。TypeformはStripeまたはPayPal、Jotformは複数の決済サービス(月間決済件数の確認が必要)、TallyはStripeの一回払いです。利用したい決済方法、プラン条件、決済処理会社の手数料を照らし合わせて選びましょう。

出典

確認日: 2026-07-26(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

Typeform

Jotform

Tally